瑞穂の国の野鳥たち

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今日のサンコウチョウその3 続き

初めての場所、ピーカン、ひどい人見知りと撮影条件は厳しかったですが、捨てるに忍びないので
アップします。

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今年のサンコウチョウ 雑感

圏内6~7か所ほど回って、すべての場所で飛来が確認でき、そのうち5か所で複数の番
が見られました。折角営巣しても外敵から攻撃されたり、自分から放棄したり(原因はカメ
ラマンばかりではないようで)、繁殖率は低く、何割が無事巣立ちまで漕ぎ着けるか分かり
ません。それでもここ数年少しずつ増えているような気がします。生息環境が良くなったと
いうより、サンコウチョウ自身の適応力によって、新しい環境に順応していったというべき
でしょうか。警戒心を強め、より奥地に向かう個体もあれば、一方で人里近くの、こんなと
ころにと思うような場所に営巣する番も見かけるようになりました。
ただ、鳥はいても撮影環境は相変わらずで、自然の枝止まりを撮れるチャンスは少なく、
まして枝カブリやブレ、ピンずれなどを除いたら、数十枚、数百枚に一枚しか残らない気
がします。(それをそれほど不満には思いませんが)また、ようやくいい場面に出合い、
さあ撮るぞと意気込んだものの、いつの間にか♂のチャームポイントである尾羽が抜け
落ちていたりなんてことも・・・

最近気になるのは、情報伝達の速さと正確さ。携帯の普及で仕方ないというのは言い訳
で、状況を考えて広めてよいか否かを判断するのは機械でなくて人間ですから。教えたり
教わったり、ギブアンドテイクの考え方も世渡りには必要ですが、それも時と場所によりま
す。静かに撮影している地元の方の背後で、携帯でそこら中に連絡している人を見ると、
腹立たしいやら情けないやら・・・ 
ネット情報を頼りに、おいしいポイントだけ回るのは効率的で賢い方法かもしれませんが、
ご存知のように野鳥撮影(特に小鳥)の定員は基本的に少なく、巣の周りを大砲で包囲す
るのは、やはり好ましくないでしょう。どうしても巣の写真を撮りたければ、ご自分で探して、
こっそり(鳥に対しても人に・・・)撮影してもらえたらいいですね。

鳥屋を週末組と毎日組に分けたら、私たちは前者になります。週末の少ない時間は、撮
影だけでなく自分の足でポイント探ししていますが、折角思い通りのポイントを見つけても、
あとから来た同業者から情報が広がって、次の週末にはどっと人が繰り出し撮影できなか
ったという苦い経験は一度や二度ではありません。多かれ少なかれ皆さんも味わったこと
があるでしょう。気の短い人は「俺が探した場所だから撮るな」と怒り出すかも。たかが鳥
で大の大人がそんなに怒らなくとも・・・。されど鳥、大変な努力をしてようやく手に入れた
チャンスを、そう易々と他人に邪魔されたくない気持ちも非常によくわかるような・・・。
「鳥を探すならまず人を・・・」という世間に蔓延るこの言葉、確かにマトを得ていますが、
正直有害かつ大嫌いな言葉です。みんながこれを実行したら、小規模なポイントはあっ
という間に荒れ果てるか、立ち入り禁止になるかしかなさそうです。

一方で、今年も相変わらず心配なのはカラスです。猛禽も怖いですが個体数は少ないし、
基本的に狩りの獲物は一回一羽。ところがカラスたちは卵、雛の段階でごっそりと一気に
奪います。蛇やリスよりずっと広く隈なく探し回り、発見してもすぐには行動を起こさず、絶
好のタイミング(巣立ち直前)を見計らって襲撃するやり方はどこか人間的で悪意さえ感じ
てしまいます。 狩りのテクニックを学習した集団が小鳥の巣を襲ったら、現実問題として、
カメラマンなどとは比較にならないほどの深刻な被害を及ぼすことでしょう。
余談ですが、野鳥の会や自然保護団体の皆さんは、カメラマンのモラルをどうこう言うだ
けでなく、最大の脅威であるカラスに対抗できる良い知恵を出していただくなり、具体的な
行動を起こしてもらえないのでしょうかねえ? それとも、カラスの隆盛も“あるがままの自
然”で、手を加えるべきでないということなのか?分かりにくい問題ではありますが・・・
by 667711 | 2013-06-02 20:55 | 地元・県内 | Comments(0)